不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

働きマンの行く末

【7周期目D20】36.71


D19の昨日は36.69だった。どうも体温の高低差がはっきりしない。


同じプロジェクトをやっている女性の先輩が、9月末で退職すると昨日本人から聞かされた。S子さんは、事実婚のパートナーがいて、子どもはいない。50代前半。


退職を決めた直接の理由は会社の人事制度改定が自分の働き方と折り合わないからということだったけど、ほかにもいろいろ思うことがあるようで、スタバで少し話しこんだ。いわゆる、ワークライフバランスや、シニアになってからの働き方について。


その流れで、「つっこんだこと聞くけど、オマルちゃんは子どもはどう考えてるの?」ときかれた。なかなか思うようには授からないので、治療しようと思っている、とほぼ正直に話したら、「いまの働き方をしてたらなかなか難しいよね。でも一生の問題だから、仕事よりもそっちを優先しなさい」と真剣な顔でアドバイスされた。


口ぶりから、彼女も子どもを望んだ時期があって、でもいろいろな事情で難しかったらしいことがわかった。


同じように、結婚していて子ナシ、という40〜50代の女性が職場の比較的近しい関係の中でも3人いる。始めから子どもはもたないと決めていたのか、何かしら諦めた経緯があるのか、周りからはうかがい知れないけれども、それぞれに物語があるのだと改めて感じた。


彼女たちはそれぞれに満ち足りて、豊かで、幸せであることは間違いないと思えるので、子どものいないことが不幸だとはやっぱりわたしも思わない。


ただ、会社にわたしの代わりはいくらでもいるけど、家族にとってわたしの代わりはいない、というS子さんの言葉は、社会人の先輩の言葉としてずっしりと重かった。