不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

今年の総括

【体外17周期目・採卵周期D27】未計測

この年末はオットと岩手旅行へ。花巻温泉で雪見風呂を満喫した。思えば昨年末も、雪まみれの戸隠の旅だった。どうも寒い時期に雪国へと足が向くタチらしい。

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訪れたエリアにはコンセイさまという民間信仰があって、男性器をかたどった御神体をまつった社が各地にある。泊まった宿を探検してたところ、偶然敷地内にコンセイさまの神社を発見し、ここぞとばかりに手を合わせてきた。何しろ、子宝、安産の神様だというから。一目見てぎょぎょっとする立派な御神体だったけど、神様ですので撮影はもちろん自粛… 目に焼きつけたw

思えばここ1,2年でたくさんの神様に手を合わせてるけど、ご利益のないままあと数時間で今年も終わる。神様もクリニック同様混み合っているのかもしれん。

さて、今年の総括。

年明け早々の陰性判定を皮切りに、低刺激の採卵を2回、新鮮胚移植で陰性、胚盤胞移植で着床しかかるも陰性、2段階移植でまた陰性と、忙しかった年の前半。

7月半ばから治療は夏休みということにして、伸び伸び仕事と旅行に費やした夏。

10月に採卵再開するも、2度の採卵は受精各1個、いずれも胚盤胞まで育たずと、振るわない結果に終わった。

治療だけでなく生活全般では、今年の初めに立てた目標があった。

1.痩せる。目標5キロ。ただし、健康は維持すること
→達成ならず。食生活には昨年より気を遣うようになったものの、体重は大晦日現在、ほぼ変わらず。

2.謙虚に仕事する。多少文句は言っても、真摯に仕事に向き合う。力をだし惜しまない。
→これは達成したと思う。わたしとしては珍しいほど真っ正面から仕事に取り組んだ1年だった。ここ2年ほどで後輩が増えてポジションが上がったこともあり、もうタラタラ文句を言いながら仕事をするステージではなくなったのだと思う。自分なりに真摯に仕事と格闘して、嬉しいことにそれを評価もされた1年だった。

3.節約、質素倹約。いくら小遣いとはいえ、買い物しすぎ。真っ当に稼いで真っ当に使おう。無駄遣いせず。
→これはサンカクだろうか。衝動買いは減ったが、世帯としての支出は多い1年だった。何かにドカンと使ったというより、ちょこちょこ贅沢をしている感じ。来年は、世帯の収支をもっとコントロールせねば。

全体としては、治療は迷走したもののトライアンドエラーを重ねて少し方向性が見え始めたし、仕事面家庭面では楽しく充実した1年だった。

昨年の大晦日に考えていたような、先々への漠然とした不安が少し減ったのは、自分の中では大きい出来事。目の前のことにまずは集中して力を注ぐことが、結果として先々に繋がっていくのかもしれない。そう思えるようになったのは、仕事で結果を積み上げて来られたからか。ほんの1年半くらい前までは、仕事や会社からしばらく遠ざかりたくて妊娠したいというのもあったのだけど、今はそんな邪念(笑)もなくなって、不思議にすっきりした気分。

40になった時に、子どもがいてもいなくても、こうありたいという自分が去年よりもハッキリ見えてきた気がする。その像に近づくように、そしてもちろん、できることなら妊娠がかなってお母さんになれるように、来年も力を尽くそう。

今年もお疲れ様でした。不妊治療中の全ての人にとって、来年が希望の年でありますように。