不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

子授け祈願

【体外15周期目・採卵周期D20】未計測

昨日の日曜日に、われわれ夫婦初の本格的な子授け祈願に行ってきた。

思えば昨年の初冬に筑波山へ、年末に戸隠へ行って、それなりに祈ってきたものの、いずれも別の用事のついでに寄った次第で。オットはかねてから、ちゃんと祈願だけを目的として出向くべき、と主張していたのだった。無神論者のはずが、意外と縁起をかつぐタチ。

というわけで、珍しくオットが暇そうな日曜日、どこかに出かけようというので、それなら気候も良いし散策がてらお参りに行こうという話に。関東近郊の子宝御利益のある寺社仏閣をサーチしたところ、手近だったのが鎌倉・長谷寺

さっそく、江ノ電に乗って長谷寺へ。長谷駅から長谷寺鎌倉大仏に向かう道は、外国人を含む観光客で大にぎわい。実は、中学の遠足以来、約20年ぶりの鎌倉。町並みがおしゃれで、歩くだけでも楽しい。

さて、まず長谷寺の御本尊のいる観音堂へ。本尊の11面観音像は、元々は8世紀の建立らしい。古い。そしてでかい。今の観音様は何度か再建されたり修復されたりしていて、製作年代はわかっていないらしいけど、鎌倉って古都なんだなと改めて感心してしまった。昨日は各所で万葉集に歌われた鎌倉の歌を見たし、筑波山も戸隠も歴史は古いけど、古いというだけで御利益がありそうな気がする(テキトーだな…)。

御本尊様にお参りをして、大晦日の除夜会とやらで祈祷してもらえる小さいロウソク付き灯籠に、名前と願い事を書いてきた。

おみくじを引いたら、吉。待ち人来るってーわーい(=´∀`)人(´∀`=)と喜ぶ中年夫婦。

御守りもいただいてきた。かわいい。
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さて、しかしネットで検索した時にヒットしたのは、この観音堂ではなく実は、山門近くまで下ったところにある弁天崫だった。

洞窟の中に、弁財天と眷属の十六童子がいて、ここも弘法大師が篭ったと伝えられるくらい古い! 洞窟の中はパワースポット感あふれる空間で、岩を削り出した十六童子が洞窟の壁に沿ってぼうっと神秘的に立っている。

事前リサーチ不足により、一体どのお方にお願いしてよいやら分からず、結果、片っ端から十六童子全員に手を合わせて回るわれわれ。何しろ、学問の神様とかお酒の神様とか衣服の神様とか、やたらたくさんいる。交通安全や動物愛護の神様なんかもいて、さすがにこの神様は違うだろうと思いつつ、もはや途中でやめることもできず十六童子全てにお願いしてきた。洞窟を進むと、十六童子より一回り大きい弁財天像があって、もちろん弁天様には特に念入りに。

さらにはその奥に、手のひらサイズの弁天様像に願い事を書いて納める祠があって、そこでもすかさず「授け子宝」と願意をマジックペンで書いて奉納してきた。

洞窟を出ると、絵馬とお札のコーナーが。後できづいたのだが、なんとこのお札コーナーにちゃんと子宝祈願のお札があって、お札に願い事を書いて、洞窟の前の泉の水で札を清めて奉納する、というのが王道というか皆さんやってらっしゃる作法らしい。写真はお札を清める水が流れる洞窟前の様子。
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われわれ夫婦は、弁天様と十六童子にお参りしすぎて、このお札を納めてくるというイベントをうっかりすっ飛ばしてしまった…(゚д゚lll)

まあ、あれだけ全部の神様に祈ったら、どなたかがきっと聞き届けてくれるに違いない。そう思うことにする。

長谷寺を出てしらす丼で腹ごしらえをした後は、大仏。

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そして締めは鎌倉文学館

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鎌倉文学館の庭のバラ園も美しく、ちょうど開催中だった山崎放代という歌人の生誕100年記念企画展も良くて、大満足。

ちょっと鎌倉に住みたくなっちゃうよね、とオットと合意してしまったくらい、素敵な古都の風景を堪能した日曜だった。すっかりエネルギーも充填され、次の移植で妊娠する予感がビシビシやってきた。これは行けそうな気がする!