不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

移植日決定

【体外26周期目・移植周期D19】未計測

今月に入ってから今年イチの忙しさで、すっかり治療のことを忘れかけていた最近。移植に向けて、エストラーナだけを黙々と貼り続けている以外は、睡眠時間は少ないわコンビニ食続きだわ… 妊活している全女性の中で最も不健康なオンナは絶対わたしだと思うほど。

ようやく連休明けに人心地ついて、本日おそるおそるクリニックに行ったところ、めでたく内膜は9.1ミリに達していた。良かった(つД`)ノ

ちなみに内診でカーテンから顔だして挨拶してくださったのが、初めて見る男性医師。内診で顔出すのはこれまで院長先生くらいだったので、若干面喰らった。

血液検査の結果、ホルモン値も上々ということで移植日決定。しかも今回はSEET付き。思えば過去唯一hcgが出た周期も、SEETありの凍結胚盤胞移植だった。今度こそアタリの卵でありますように。南無南無。何しろ、計算したらついにこの移植をもってクリニックでの治療費が500万を突破してしまうのだ。恐ろしいことだのぅ(。-_-。)

せっかくお金を投入するからには、早急に生活リズムを整えてベストな移植になるようにせねば。

D2の会計
¥18,960
本日の会計
¥10,800
クリニック累計
¥4,904,790

排卵済みで移植見送り

【体外25周期目・移植周期D18】36.46

排卵済みだったー。・゜・(ノД`)・゜・。

本日、D18。体温もまだ低温期の範疇、やったね間に合った、と思いながらクリニックに行ったら、内診で「左排卵済み」と無慈悲な宣告。確かに、左右とも卵胞が全く見当たらない。ちなみに内膜8.1。ちょと萎んだ。

診察で。

先生「黄体ホルモンがまだ上がりかけ、というところなので、排卵後それほど経ってはいないと思います。ただ、昨日かもしれないし、一昨日かもしれない」
オマル「昨日も一昨日も、どーしても来られなかったので覚悟はしてました…(´・_・`)」
先生「昨日排卵だとすると、5日目が日曜になってしまいますね。土曜日に移植するという手もありますが…ちょっと排卵日の特定が難しいんですよね」

排卵済みでも一応移植できるか考えてくれるんだな。ただ確かに、昨日排卵だとすると日曜が休みなので移植は土曜か月曜、一昨日排卵とすると、月曜の移植は7日目になってしまいあり得ず。土曜移植は早すぎる、月曜移植は遅すぎる。その場でわたしもない頭を絞った結果、こりゃ難しいなと諦めるに至った。

そこで気を取り直し、次回を自然周期移植にするかホルモン補充にするかの相談を。先生は、また過去のカルテをばらばらと見直して、内膜の厚さはホルモン補充でも自然でもあまり変わらないようですね、と。確かに、今日も8ミリで止まってたし。かつて採卵周期の時だかに10ミリ超えてたこともあるらしく、先生がそう呟いていた。

なんで、先生としてはホルモン補充でも自然でもどちらでもいいですよと。つまり、やはりどっちも変わらんという見解。わたしとしては、一度自然周期やってみたいんだが、また今回みたいに見送りになると無駄だし、悩ましい。

とりあえず次回、生理開始したらまた診察で相談することに。

なんか、やることが裏目裏目に出てる気がしてきた。ERA検査は結局問題なしだったし、それがわかったのは無駄ではないにしろ、スクラッチの効果は今周期移植キャンセルで活かしきれなかったし。自然周期やろうとすれば失敗するし。もうあれだ、さっさとホルモン補充で最短で残り3つの卵を戻して、ダメなら最速で転院が正しいのかもしれん。

うう。ちょっと小声で愚痴りたい。王様の耳はロバの耳的にこっそり。

「時間巻き戻したいよぅ…orz」

でも、仕事の方はというと担当プロジェクトが新局面を迎えていて、今週も卵胞チェックと引き換えに行ってきた北海道出張で大きな収穫があって、これが子どもとトレードオフなら、子どもをとりますと即答できない程度には、わたしは仕事が大事なんだ。

だから、しょうがない。全部、自分で選んで納得してやってきたんだから、文句言えない。

というわけで、不戦敗周期となった今回。こうなったらもう早く生理こいやー( ̄Д ̄)ノ

本日の会計
¥3,100
クリニック累計
¥4,875,030

ERA検査結果と内膜と自然周期

【体外25周期目・移植周期D13】36.22

少し涼しくなったせいか、久々に36.2℃台を見た気がする。

さて、自然周期移植の卵胞チェックへ。内膜8.5、右卵胞5ミリ、左卵胞13ミリ。

内膜、厚くなっとるー!エストラーナD3から4枚貼り+プロギノーバ攻めでも3週間で8ミリに届かなかったりする内膜が、何もしとらんのに2週弱で既に8ミリオーバー。

これは、素人考えだけどどーも自然周期移植の方が合ってるんじゃないかって気がしてきた。

診察では予想外にも、院長先生からERA検査の結果が返された。早っ! 聞くと今朝届いたばかりとか。検査日が8月6日だったから、きっかり2週間で返ってきたことになる。思いの外仕事が早いスペイン人(失礼)。

結果は、なんとReceptive。つまり、着床可能。少なくとも前周期のホルモン補充では、排卵5日後の内膜は着床可能な状態だったということ。

過去の移植は全てホルモン補充で行っていて、毎回きっかり着床可能な状態だったかどうかは厳密にはわからないものの、インプランテーションウィンドウがそもそもズレる体質(?)なんじゃないかという仮説は、棄却される可能性が出てきた。

てことは、もはや卵の質の問題なのか。

今周期は初の自然周期移植の予定で、D13の本日の採血結果はE2が200を超えたくらい。卵胞1個につきE2値200以上が卵胞成熟つまり排卵期の目安だとどこかで読んだけど、加齢とともにこの数値は上がっていくらしい。つまり、卵胞が成熟するのに200じゃ足りない人もいるらしい。

卵胞は13ミリ大だったから、1日2ミリ成長だとして排卵まであと4日くらいか。

しかし、わたしは3日後にあたる来週月曜に地方出張、翌火曜も午前中に客先アポがあり、火曜午後はクリニックが休みだから、次の診察は水曜になってしまった。ここのところ仕事が多忙を極めているせいだけど、これは正直微妙すぎる。排卵しちゃうかもしれん。

排卵済みの場合、今回は見送る可能性がありますよ、と院長先生。致し方なし…だけど、せっかく内膜スクラッチしたのに無駄になるかもしれないとは、正直やりきれん (つД`)ノ

気落ちしてたら先生が、

「今回もしダメなら、着床可能な時期はずれてないので、次回はホルモン補充で戻していくことになりますね」と。

やっぱホルモン補充推しなの?と疑問に思い、質問してみた。

オマル「内膜が8.5ミリあって、エストラーナ貼ってるときより好調な感じなのですが」
先生「まあ…測る角度にもよりますしね。ホルモン補充でも、最終的には8ミリ超えてますし」

う、このトーンだとあまり関係ないってことか。

オマル「前回別の先生にご相談したら、まれに自然周期の方が合う人もいると聞いたのですが」
先生「それはそういう人もいます」

だけど、アナタの場合たぶんあんまり関係ないよーってニュアンスが濃厚に漂ってた。はあ。初めから自然周期を勧められる人もいるわけだから、わたしには何らかホルモン補充の方がいいと院長先生的に考える理由があるんだろう。そこもうちっと突っ込みたかったが、聞き出せず。

いずれにせよ、あの痛かったスクラッチ法を無駄にしないためにも、排卵が遅れてくれて上手いこと移植予定が組めることを祈るしかない。

本日の会計
¥6,480
クリニック累計
¥4,871,930

子宮内膜日付診結果と初の自然周期移植

【体外25周期目・移植周期D5】未計測

昨日D4、移植の相談へ。

ERAの結果が出るまで1周期休むか移植するか、でオットとも相談し、移植をすることにした。何しろせっかく痛い思いして子宮内膜を引っ掻いたので、今周期はスクラッチング法の効果を期待したい。

というわけで採血、内診、診察。内膜4.8ミリ、右卵巣に4,左卵巣に6つのAF、大きいもので4ミリ大。卵巣腫れなし。

診察室に入るとまず、ERAやった時に結局内膜が7.8ミリに縮んでたことを指摘され、

「そーなんです、1週間延期して、9ミリ弱まで育ったのに、当日しぼんでました!」

と訴えておいた。うーむ、と難しい顔になるO先生。これまでの治療歴をざっと見て、自然周期の時の内膜はどうですか?と聞かれた。わたしの方は、採卵も移植もずっとホルモン投与なんで、自然周期で内膜測った記憶がほとんどない…が、少なくとも内膜薄すぎた記憶もないので、もしかして自然周期が合うってこともあるかな!とちょっと前まで考えてたことを先生に伝えてみた。

先生 「確かに、自然周期の方が合う方もいらっしゃいます。エストラーナ4枚貼ってこの数字か…とすると、初めから飲み薬を併用するか、自然周期か…」

オマル 「今までやったことないんで、一度自然周期で戻してみたいんです。どうせERAの結果待ちですし」

先生 「そうですね、ではやってみましょうか」

というわけで、予想外にも自然周期移植にトライすることとなった。

ちなみに、同時に子宮内膜日付診の結果も返されたのだが、こちらは異常なし。
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排卵5日目前後として矛盾しません」と書いてある。内膜は薄かったけど、だからといって内膜が準備不足ということもないのだな。ネットを見てたら、この日付診でズレが指摘された方が、移植日を8日目に後ろ倒しする作戦で見事妊娠していたから、全く無意味な検査ってわけでもないんだろう。

それに子宮内膜炎や子宮体癌の検査もできてしまったわけで、まあ異常なしで何よりだった。

自然周期なので薬の処方は当然なく、診察後すぐに会計。ここ最近では最短の、受付から1.5時間ほどのクリニック滞在時間だった。

本日の会計
¥6,480
クリニック累計
¥4,865,450

ERA検査の衝撃(物理的な)

【体外24周期目・検査周期D28】未計測

土曜から使っている膣錠がめっちゃ漏れ出てきて、不快指数ハンパない今週。おりものシートを余裕で溢れさすくらいに、白く溶けた錠剤が出てくる。こういうもんなんだろーか。なんかおかしいのかわたしの膣。(´-`).。oO(ガバガバなのかな…

で、ようやくの本日のERA検査。まず院長先生に呼ばれ、英文の同意書4枚にサイン。検査しても細胞の状態によって結果がわからない可能性が5%くらいあるとか、そういう免責的な説明を受けて、ローマ字でサインを。

それから、次周期の相談。今回は検査のために薬を使っているので、今日検査が終了したらもう黄体補充も不要となる。結果、たぶん間も無く生理がくる。

今日、内膜は2検体採取し、1つをERA検査に、もう1つを日付診にまわす。前者は結果が出るまで2,3週間、後者は10日以内。

ERAの結果が出てから次の移植をすることを考えると、結果待ちの間、つまり次周期はお休みになる。そのため、次回通院は10日後以降で、日付診の結果を聞きに来てくださいというのが院長先生からのお話だった。

ちなみに日付診では、子宮内膜の慢性的な炎症があるかどうかがわかり、炎症が見つかったら抗生物質等で治療を行うとのこと。大阪リプロの先生のブログで見かけた、慢性子宮内膜炎というやつだろうか。

2年前に受けた子宮鏡検査とは何が違うのかと先生に聞いてみたところ、子宮鏡検査では見えない小さい炎症も発見できるのと、子宮鏡検査後に炎症が起きている可能性もあるとのこと。

しかし次周期が休みとなると、せっかくスクラッチング法の効果をねらってやる(もはやわたしの中で今周期の目的はERA検査というよりスクラッチング法だった)というのに、次周期移植できないんじゃ意味ないじゃないかー((((;゚Д゚)))))))

ということで、英文同意書にローマ字でサインしながら、未練がましく「次周期、移植するって選択肢もあるでしょーか」と抵抗を試みた。

院長先生曰く、
「その選択肢ももちろんあります。検査の結果、だいたい25%の人に着床時期のズレが見つかりますが、75%は問題ないということ。それを考慮しても、移植するということはありえます」と。

というわけで、その点は持ち帰ってオットと相談するとして、採血後ののちリカバリールームへ。

座薬を入れて待つこと20分ほどでオペ室へ。ちなみに採卵と違い、点滴や局所麻酔はナシ。移植の時のように、パンツだけ脱いで上はブラやキャミの着用可だった。

院長先生のがやってきて検体採取開始。まず内膜を測ると、なんと7.8ミリ。減っとる… 内膜厚くするために1週間も延期したのになんとしたことか。昨日エストラーナテープを貼り忘れて1日過ごしたせいか(結局自分のせいだな・笑)

がっくりきつつ、いざ検査。つか、痛いとは聞いていたが、これがほんとに痛かった… 内膜を2掻きするところ、1掻き目で採れたサンプルが少なかったようで、結果3掻き。痛たたたた…と思わず声を上げつつ、そして先生と看護師さんに謝られつつ、いや謝らないでくださいすみません騒いじゃって、と言いたいけど痛みとの格闘に必死でそれどころじゃなかった。

感触としては子宮鏡検査に似ている。処置時間としては子宮鏡より気持ち短かったように思うが、子宮鏡のときも冷や汗かくぐらいの痛さだったな、そういえば。しかし子宮鏡がひたすら重たい圧迫されるような息苦しい痛みなのに比べ、こちらは引っ掻くというだけあって、確かに引っ掻いたよね今!とわかるやや鋭い痛みだった。

ようやく終わって、30分ばかし横になる。終わってしまえば、痛みはほとんど残らないのがせめてもの救いか。

しかしである。万が一、着床時期のズレが検査で指摘された場合、この検査をもう一度やるということになるわけで。まじかーもうカンベンしてくれ。どうか再検査不要になりますように…と祈らずにいられない。

本日の会計
¥173,480
クリニック累計
¥4,858,970

ERA検査延期

【体外24周期目・検査周期D25】36.65

実は先々週D16の通院で、ERA検査延期を言い渡され、しょぼんとしているうちに、というかもう半分どうでもよくなって仕事にかまけてるうちに1週間経過していた。

D16時点では、内膜7.9ミリで、8ミリに一歩届かず。とはいえ、今周期は移植するわけでもないので、内膜の厚さがそんなに大事とは思っておらず、先生に聞いてみると。

「移植できる厚さがあったほうがやはり良い。安い検査ではないので、できるだけ万全の状態でやったほうがいいでしょう」

ということだった。まあ、じつは生理が終わってしばらくの間、何故か結構な量の茶オリが続いていたので、なんかおかしいなとは思っていたのだった。内膜がなかなか厚くならないのはいつものことだけど、ひょっとしたらホルモン値も今ひとつだったのかもしれん。

というわけでリベンジの先週末、D23。内膜は無事8.9ミリに到達し、先生のGoをいただいた。

で、黄体ホルモン開始となったのだが、今回初めての、膣錠を処方された。

ルティナス膣錠。はぁーなんか聞いたことある、要は膣に直接薬をぶちこむわけだな。看護師さんの説明によると、タンポンと同じ要領でアプリケーターを使って突っ込むらしい。1日3回。

さ、3回…。内服と違って、いちいちトイレに行かなきゃいけない分めんどくさいな。そもそも何で今回に限って膣錠なのか?

先生に聞いても、「この検査の場合は膣錠がいいんです」ってそれ理由になってませんが…((((;゚Д゚))))))) まあ何かしら理屈はあるんだろうけど、摩訶不思議すぎる。

ちなみに、膣錠の使い方を教わった後、検査当日は少し早めに来るようにと看護師さんに言われた。採卵の時と同じように、検査前に座薬を入れるらしい。麻酔するほどじゃないらしいけど、子宮内引っ掻くのでちょっと痛みがあるんですよーと。

やっぱり、考えないようにしてたけど痛いんだろうな…(。-_-。) 2年前にやった子宮鏡検査の記憶が蘇る。あんな感じだろーか。こないだ看護師の友達に聞いたら、子宮鏡より器具が細いから痛くないと言ってたけども… はぁ。

というわけで、想像すると凹むのでなるべく気を紛らわしつつ検査日を待つことにする。

D16の会計
¥15,680
D23の会計
¥10,800
クリニック累計
¥4,685,490

ERAやってみるかと

【体外24周期目・検査周期D2】36.85

なかなか体温が下がらないD2。

本日、オットと共に今後の相談をしにクリニックへ。考えてみたらちょうど通院丸2年で、スクリーニング検査を受けなきゃいけない時期だったので、検査もすることに。

実は先週末、いろいろ話し合いがエスカレートして珍しく大ゲンカに発展したオマル家。原因はいろいろあるけど、一番はわたしとオットとの間の治療に関する情報格差だった。たぶん。

毎回クリニックで先生と話している上、ネットでもいろいろ調べてしまうわたしと、あまり詳しくないオット。今後の方針を決めるにあたって、オットの手持ちの情報量が圧倒的に少なくて、話し合いが成立しなかった。

オットはオットで真剣に考えたいのに、わたしが言うことがあまり理解できず、わたしはわたしで、何から説明したらいいか、どこまでが確実な情報かもわからず、ただネットで調べたらああだった、こうだった、とありったけ話してしまう、というループ。こりゃダメだわ。

これまで、オットの負担を極力減らそうと、クリニックにはほぼ毎回ひとりで行っていたのだけど、それが裏目に出たかという感じ。

結局のところ、ここまで来たらとにかく1つ1つ、2人が納得することをやらないと、どちらにも不満が残ってしまう。今後はできるだけクリニックに同行できるときはしてもらって、情報格差をなくす努力をせねばという点で合意した。

その中で、いったいいつまで治療を続けるのかという話にもなった。わたしは11月に37になる。オットは今年33。年齢で考えると、一旦はわたしが38でいる間、つまり39になるまでで区切りをつけようということになった。

というすったもんだを経ての、本日のクリニック。

すぐにO医師のお話に夫婦揃って呼ばれる。心なしか先生、いつもより笑顔で饒舌… しかも、我々が話を聞いている間に、看護師さんやら別の若い男性の先生? 看護師さんか?が入れ替わり立ち代わり、なぜかわらわらと問診室に入ってくる。しばらく居て話を聞いて、そして出て行く。何してるんだろう…

これはわたしの憶測なのだけど、もしかしたら我々、クレーマーと思われたんじゃなかろうかw

実は今回、予約をとる電話をオットにお願いしていたのだけど、オットに後で聞いたところによると、予約するときに窓口の方に、「我々はここまでそうとうお金かけてきているので、先生のまとまった見解をお聞きしたい。総合的にいろいろ判断して今後のことを決めたいので、そちらでもここまで何の治療にいくらかかってるか、全部明細を出しておいて欲しい」とか言ったらしい。

うひょー!((((;゚Д゚)))))))

オットのこの要請によって、クリニック側がすわクレーマーかとビクビクしていた可能性がある。オットは、仕事柄こうやって何かねじ込んだりするのが普通の感覚で、高いお金をかけて治療を受けているのだからそのくらい当然、とアッサリ…

まあね。そりゃそうなんだけどね。

話を戻す。で、結局ここまでの総合的な所見をもう一度先生にお聞きしてみた。

オット「3BB以上の胚盤胞を2回移植して妊娠しない場合に、このERA検査の対象となるとありますが、やはり普通に考えて3BB以上を複数回移植すれば妊娠に至るはずだということですよね。我々くらい連続して失敗するのは普通じゃないんでしょうか」

先生「普通じゃないってことはないですよ。それは、他に問題はなくてもたまたま今回結果が出なかったということはありえます。経過を見ても、ホルモン値も、内膜の厚さも問題なく、原因は不明ということになります」

オット「確率の問題ということですね。では、このERA検査でわかる着床期間のズレ以外に、何らか考えられる別の要因は? 例えば不育症というのがあると聞きましたが」

先生「それはありますが、基本的には着床はするけれども流産を繰り返すというのが不育症の問題です。不安なら不育症検査をしておいても良いとは思いますが、積極的にお薦めするような状況ではないということです。ちなみに、既に受けていただいているスクリーニング検査にも、基本的な不育症の検査は含まれていますが、それは問題ないです」

オット「やはり、流産以前の段階の問題である可能性が高いということですね。よく聞く染色体異常というのは、どういうことなのですか?」

先生「染色体異常というのは、それこそ育たない、妊娠しない卵は染色体異常で、それに対して打つ手はないわけです。染色体異常のない、妊娠に至る卵を待つしかないというか。37歳くらいで、全女性のデータで見ると、染色体異常のない卵がだいたい4.4%と言われています」

オマル「こちらのクリニックで実際にERA検査を受けて、着床の時期のズレが判明したケースはあるのですか?」

先生「この検査については開始したばかりで、まだ実績はありません。お金もかかりますしね。ただ、今と比べて情報が増えることになるので、無駄ではないと思います」

オマル「別の観点ですが、例えば今までの移植は全てホルモン補充でした。自然周期で移植してみることは意味がありますか?」

先生「ホルモン補充と自然とで、妊娠率は大きくは変わりません。ホルモン補充で経過が良くない場合に自然周期をお薦めしますが、オマルさんの場合、ホルモン値も内膜も問題ないので、自然周期にする必要はないと思います」

オマル「では、もう1つ。先日院長先生に、内膜に傷をつけて着床しやすくするという処置があると聞きました。これは、ERA検査を行うと、内膜を傷つけるのと同じ効果があると考えてよいのでしょうか?」

先生「前周期掻爬ですね。それは、そうですね。同じことになります」

結局のところ、ERA検査をして少しでも原因となり得るものを潰していくか、また前周期と同じようにホルモン補充で移植するかしかないようだ。オットは、一通り説明を聞いた結果、ERA検査をする方向で決心がついたようだった。

わたしも、ERA検査が内膜に傷をつける、いわゆるスクラッチング法とかブラッシング法とか呼ばれているものと同じ効果が期待できると聞き、むしろそちらの方でやってみる価値はあると感じた。

また、こっからが重要な点なのだが、これまでホルモン補充周期で移植して結果が出ていないため、ERAを自然周期で検査しても意味ないじゃーんと思ってた。しかし、検査はホルモン補充で実施することができると聞いて、それなら意味はあるかもしれない、少なくとも「ホルモン補充が合っていないのでは」という仮説に対して、何らか情報が増える可能性があると思った。

そんなわけで、今周期はホルモン補充でERA検査を実施することに。

例によってエストラーナテープが処方され、移植でもないのに延々貼り続けることになった。チーン…

移植がないので内診はナシ、採血をしてすぐに終了。

なんか、あれだな。うちはお金を湯水のように排出させられる運命にあるみたいだな。なぜかお金のかかる方へかかる方へと進んでいる気がしてならない。が、この検査を受けてちょっとでも実績が増えて、仮に意味のない検査だったとしてもそれがわかるだけでも長い目で見たら良いことで、そうやって1歩ずつ医療は進歩していくもんなのだろう(遠い目

一方でもしERAで問題が見つからなかった場合、自然周期で移植してみたいとやはり思ったりする。んで、さっさと残り3回を戻してみて、ダメなら転院だろう。たぶん年内で!

ということで、当面の方針はできる検査をした上でさっさと戻しまくること。この際だから不育症の専門的な検査も別の病院で受けたかったけど、ホルモン補充してたらたぶんできないんだろう。うー、とりあえず不育症の問題は今は考えないことにする。

しかし、クレーマー疑惑のおかげなのか何なのか、本日いつにも増して受付や薬を出してくれる看護師さんの対応が丁寧… 何だかこちらが恐縮してしまう。

以下私信です。

非公開でコメントをくださった方へ。
長い丁寧なコメントをありがとうございました。ぶっちゃけ、めちゃくちゃ心を動かされました。今ある3つの卵と最後まで向き合ってから、転院を検討する際には、いただいたコメントを真剣に参考にさせていただきます。何の得にもならないわたしなんぞのためのコメントに、あんなに心を込めてくださって、本当に感激しました。安産を心からお祈りしております!

本日の会計
¥52,520
クリニック累計
¥4,659,010