不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

BT25日目 分娩予約(仮)

【体外26周期目・移植周期D49】未計測

妊娠継続していれば、本日6週2日。で、コメントでもいただいたのだが、ここ数日のうちに産院を考え始めていた。

候補は3つ。自宅から近い順に、無痛分娩で有名なクリニック、産科のある総合病院、周産期医療専門の有名病院。

で、毎日のんきにしている暇そうなオットにこの中から分娩する病院を選んで欲しいと依頼してみた。

オットが選んだのは2つ目の総合病院。自宅から徒歩15分、NICUこそないものの産科の評判は上々で、わたしも何となくそこが良いかなと思っていたので、とりあえず分娩予約について問い合わせてみることに。

週末に問い合わせたところ、電話に出た助産師さんが丁寧に教えてくれた。

電話では予約できないのでまずは初診に来てほしい、ただ混み合っているのと先生の診察次第なので予約可否は何とも言えない、とにかく早めに来てください、と。

不妊治療をしていて、クリニックをまだ卒業していないことを伝えたら、紹介状がなくても初診は可能です、と言ったうえで出産予定日を聞いてくれて、今のところはまだ空きがありますが、この先は何ともお約束できないので、と言われてしまった。

なんと、そんなこと言われると焦るじゃないか!

しかし正直、まだ心拍も見えずにどうなるかわからない中で、ノコノコ産科になんて行っても無駄に終わったりしたら悲しすぎる、と躊躇していたのが金曜くらい。

土曜は一日中仕事で、ややつわりがひどくなり、体力も消耗してヘロヘロになっていたら、なんと翌日曜つまり昨日の朝に、またもや10〜20ccほどの赤茶の出血があった。ひーー((((;゚Д゚)))))))

前回同様、一度出ただけで止まりはしたものの、不安に拍車がかかる。昨日は昼過ぎに、仕事でとてもお世話になった方の退職のお別れ会があり、どうしても直接お会いしてご挨拶したかったので、腹にカイロを仕込んでソロソロと忍び足のように気を遣いながら外出。幸い体調もさほど悪くならず、散会後さっさと帰って横になった。

が、軽くお腹を壊したような痛みが何度かあったことや、二度目の出血の心配もあいまって、もうこうなったら一度さっさと産科に診てもらったらいいんじゃないか、と思い直した。

早速の本日月曜。もともと土曜出勤分の調整で午前休を取っていたので、朝イチで目当ての産科へ。

まず採尿と血圧・体重の測定。血圧は、上が125もあって度肝を抜かれる。わたしの平常時の血圧はほとんど100に届かないのに。これも妊娠中だからか。

続いて医師の問診。愛想のない、いかにもお医者様という感じの先生だった。

先生「不妊治療って何したの」
オマル「顕微授精です」
先生「最終月経は…9月8日、で6w6dくらいか」
オマル「あの移植が10月1日…」
先生「紹介状がないうちは、あくまで最終月経から数えるんでね。で、妊娠は初めて?」
オマル「あそうなんですか。はい初めてです」
先生「出血はないですか」
オマル「昨日朝少し出血しました」
先生「色は。赤?茶色?」
オマル「その中間くらいで」
先生「つまり生理の時のような血ね」
オマル「そうです」
先生「腹痛は」
オマル「軽い痛みがたまに」

という感じの、超早口一問一答式。つられてこちらも早口になる。つわりの有無、体重の増減、婦人科や他の既往を聞かれて、検診と分娩をこの病院で希望していることを確認されて、いったん終了。また少し待って、内診に呼ばれた。

内診は、触診と経膣エコー。し、触診…と構える暇もなく、サクッと終了。

超音波では、相変わらず横長楕円の胎嚢が見えた。サイズを測られたようだけど、数字はわからず。で、胎嚢の右上あたりに、白いものが見える。あ、あれはまさか…

「この、丸いのが卵黄嚢と言って、赤ちゃんの栄養になる部分ね」と先生。

キター、卵黄嚢! てことは、その横の白い出っぱりが胎芽か?と思ったけど、先生は無言。代わりに、

「体外授精だよね、いくつ戻しました?」

と聞かれた。一つです、と答えると、「そうか、じゃあこれは違うか…」とひとりごとのようなつぶやき。な、何ー!? 双子疑惑!? まあでも違ったようだ。

心拍はまだですね、次見えればいいでしょう、と言われて終了。また少し待たされて、再度お話。

先生「2週間後に来てください。で、紹介状をもらえるのは心拍が見えてからかな? 胎嚢が見えたら紹介状を出すところがほとんどだと思うけど」
オマル「(えっそーなの?)心拍見えて、ホルモンが安定してからだと思います」
先生「ふうん、そこまで責任持って見てくれるということね、じゃあ、もしこの2週間の間で流産になったりした場合は、まあどちらに連絡してもらってもいいけど、うちに連絡もらってもちゃんと対応しますから」
オマル「ありがとうございます。あのう、それは流産の可能性がありそうということですか」
先生「わかんない!」

ひゃーキッパリ。

先生「それは今の段階では誰にも何とも言えないの。今すぐどうこうという所見ではないですけどね」

ああ、わかんないというのは、神のみぞ知るということか。今すぐどうこうという所見ではない、と言われて逆に安心する。少なくとも現段階で、お医者様の目から見て不審なところはあまりないのだろうということ。

先生「まあ、ですから2週間後でいいと思いますよ、その時にできれば紹介状持ってきて」

で終了。そんな上手いこと京野から紹介状をゲットできるのだろうか。ひとまず、今週末そちらのクリニックに行くので相談してみますと言って、2週間後の予約をとって診察室を出た。助産師さんの指示で、分娩の仮予約を入れる用紙を記入して終了。2回目の診察で問題なければ、本予約になるらしい。

待合室はけっこう混み合っている。聞いたところ、予約制だけど平日でも2時間くらいかかるらしい。朝イチに来て、お会計終わるまで確かに2時間弱。なるべく早い時間の予約を取るようにしないと大変だわ。

結局、心拍はまた見えずじまいだったけど、とりあえず卵黄嚢が確認できて一歩前進。先生もわからん!と言ってたし、あまり不安になりすぎずに心拍確認を待とうと思う。