不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

戸隠にて5年先を思う

【体外6周期目・移植周期D25】未計測

今年も残すところあと1時間余り。


昨日今日と長野で過ごし、今は東京へ戻る新幹線の車中。大晦日夜の登り新幹線、ガラ空き。


亡くなった母の実家が長野で、90になる祖父の顔を見がてら、ふと思い立って有名なパワースポット、戸隠まで足を伸ばしてきた。


昨夜は戸隠は宝光社前の宿坊・諏訪に1泊。この宿の隅々まで行き届いた心遣いが素晴らしくて、また戸隠に来ることがあればぜひ利用したいと思うほど。


今朝一番で、戸隠神社の奥社へ。2キロくらいある参道は雪深く、往復1時間超のちょっとした雪山登山。軽装で挑んだオットとわたしを、クロスカントリースキーやカンジキ履きの人が追い抜いていく…


さすがパワースポット。

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大晦日の朝は、人も少なくて、神秘的な空気を思う存分味わうことができた。やっとのことで辿りついた奥社は雪に埋れていたけど、せっかくだからと子宝祈願をお願いしてきた。が、雪に足を取られて転倒すること10数回。移植した卵が逆流して出てくるんじゃないかと…そんな不注意も、自分らしいといえば、らしい。残念だけど(泣)。やっぱり今回も無理なんだろうな、という気がしてならない。


夕方母の実家に寄ると、癌を患っている祖父はえらく体調が悪そうだった。死にそうだ、俺はもうダメだ、と言っていて、最近は毎日こう言ってる、と伯母が笑っていた。もしかしたら最後になるかもしれない、と思いながら祖父のガサガサして浮腫んだ手をさすってきた。


さて。新年に向けて。


今年は、不妊発覚から治療開始と、怒涛の毎日だった。だけど記憶に残っているのは、治療よりも何よりも、くる日もくる日もアホみたいに仕事ばかりしていたこと。


少し前のブログに書いた通り、40歳の自分がどうなっていたいのか、5年先を描いて目標にしようとしているんだけど、これがなかなか難しい。


40歳。仕事はしている。たぶん今の会社で。そうでなくても、自分がある程度やりがいを感じられる、歯ごたえのある仕事を。


40になった時には、その先の30年、自分が何をして飯を食っていくのか、ある程度明確になっているといい。やりたいことが特にできていなければ、その時やっている仕事をずっと続けるんだと、腹を括っていたい。


願わくば今より、5キロは痩せていたい。30くらいの女子に、こういう40代にならなってもいいかと思われるような、小綺麗な40になっていたい。若作りせず、老け過ぎず。


子どもがいてもいなくても、子どもがいる人に対してもいない人に対しても優しい気持ちで接することができる大人でありたい。多様なライフスタイルを選択する自由があることを喜び、自分が選んだものも他人が選んだものも同様に素晴らしいと思える状態でいたい。


他にも徒然にいろいろ浮かぶけど、いったんこれが2013年末時点のこうありたい40歳像。


来年の抱負は年明けに改めて。今年もお疲れさん、自分、AND全ての赤ちゃん待ちの方々へ。来年が良い年になりますように。