不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

BT4日目 転院先探索とオット母へのカミングアウト

【体外26周期目・移植周期D28】36.96

BT4日目。体調はいつもの移植時と変わらず、下腹部に多少のつっぱりがあるくらいで、もはや判定待ちでも無になれるほど、自分の知覚を信用しなくなったわたし(-_-)

さて、少し前から考えていた転院を本格的に模索すべく、昨日都内の某クリニックの説明会にオットと共に参加した。

なかなか良かったので、転院先候補としてひとまず決定。試しに初診の予約ができるかとコンタクトしたところ、他院で治療中の間は診察できないとのお答え。考えてみればごもっとも。まだ前のパートナーと別れてないのに付き合って、と言ってるようなもんか。

というわけで、問題は残る2つの胚盤胞だ。先日いただいた非公開のコメント読んだりしていると、やはりあまりのんびり構えずに、卵を残してでも次周期から転院してもいいのではないか、とオットとは話している。

しかしそれでは2つの卵を見捨てるようでダメな母かしら、とも思うし(いや実のところそんなに卵に思い入れないんだけど、なんか自分が非情なようで後ろめたい…)、でも今のクリニックでやれることはやり尽くした感があって、500万超えが現実となった今、時間もお金もあまり無駄にしたくない。

一方で、とか言ってる時点で、先週お腹に戻した卵に失礼だよねと思ったり。なんか全然卵が生きてる気配しないんだけど、とりあえず判定までの1週間は先のこと考えるのやめた方がいいのか。しかし、今たまたま仕事が落ち着いたところで、いろいろ調べるなら今なのだけど。悩ましい。

ちなみに昨日知ったのだが、オットがいつのまにかオット母に男性不妊をカミングアウトしてた。お母さんに、やや遠慮がちに「子どもはできない?」と聞かれて、治療中だとオットが答えているつい最近のLINEのやりとりを見せてもらった。「まあ夫婦だけで楽しく生きる人生もいいよ」とお母さん。さばさばした人で良かった。

確かに、500万という数字を見るとなかなかヘビーなものがこみ上げてくる。なんか、自分だけが不要な遠回りをあえてしているような気持ちになる。その時その時で納得して進めてきたはずなのに、気づいたら判断間違ってたのか、もしかしてわたしはアホなのか、と落ち込みそうになる。やばい。

だけど昨日の説明会でいい話を1つ聞いた。「不妊治療は継続することがいちばん大事」。詳しくはいろいろ意味合いがあったんだけど、単純なことなのに意外と軽視してた視点で、なるほどねーと思ってしまった。

焦ってもしょうがないとか、いや多少焦るべきでしょとかいろいろ行ったり来たりしてしまうんだけど、落ち着いて自分のやるべきことを決めて、成果が出るまで着実に積み重ねていくしかないのは仕事と一緒なのねと思う。