不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

判定。また出直し

【体外19周期目・採卵移植周期D31】36.76

ET12日目の判定日。7回目の移植も、やはり結果は出ず。

昨日からどうもクリニックに行く気が起きず、今朝みた夢なんて、内診して内膜ものすごい薄くてこりゃダメだって凹んで目が覚めた。予知夢か。朝からテンションだだ下がり。

さて、リアル内診の結果、内膜11.9ミリ。もわっと白く丸っこい内膜で、ET7日目の内診時よりちょびーーっと厚くなってたけど、そんなの全然妊娠に関係ないのだ…。右卵巣34ミリ、左卵巣37ミリ。腹水なし。

先生のお話を待つ間も、死刑宣告を待つようで逃げ出したい気分。やっと診察室に呼ばれて、宣告を受けた。だけど、「残念でした」と言われた瞬間、不思議とああ、残念だったな、とストンと納得した。次に向けて、また出直しせねば。

ショート法での誘発後なので、1周期休みですねとの先生の指示。その後、凍結できた3つの胚盤胞の移植になるところだけど、実は移植をせず、続けて採卵をしてみたいと考えているのですが、と伝えた。

オットと最近相談して、寒い時期の方がオットの調子がいいこと、ショート法が合っていそうなこと、これだけ移植しても結果が出ないのは、楽観できない状況で、今後もある程度長期的に、数を稼ぐ戦法でいかざるをえないだろうこと。

などなどを考えると、寒い時期になるべく貯卵しておいて、暑い時期はひたすら移植しまくるのがよいのでは、と考えるに至ったのだ。

寒い時期のほうがいいとか、やはり関係ないのでしょうか?と先生に聞いてみると、海外の研究で以前そんなのを見た記憶があるが、科学的根拠はなさそうですよ、と。ですよね〜HAHAHAと笑ってしまった。先生もちょっと笑ってた。やっぱ素人考えなのかな。

でも、移植前に再度採卵したいというのは全然OKとのこと。過去の実績を見ると、やはり今回のショート法の結果が良いので、次もショート法で誘発しましょうか、ということになった。

さて、今回珍しくLINEで「どーだった?」と自ら聞いてきたオット。

昨日酔っ払ってわたしにカラむので、ウザくて邪険にしておいたら、寝しなに
「おれのせいでできなくて申し訳ない」
とつぶやかれた。

それを聞いて、ああいかん、オットにこんなことを言わせてはいかん、と激しく反省してしまった。

普段は、自分に原因があることなんて全く忘れているかのようにケロっと能天気にしているオットで、もうちょっと責任感じろよ、と思うこともある。だけどいざ謝られると、ああわたしは別にオットに謝ってほしいわけじゃない、と改めて気づくのだった。

治療をするのは2人で決めたことで、オットを苦しめるために治療してるんじゃない。だいたいわたしの体調管理だって褒められたもんじゃない。そう考えると、今日の結果もオットがまた残念がるだろうなと想像できたから、結果を聞きに行くことがあんなに苦痛に感じたのかもしれない。

残念な結果だったけど、失敗を重ねるたびに、明らかになることもある。たとえば、新鮮胚移植、特に初期分割胚は、今回を含め3回やって3回とも着床せず。これは、今後も可能性は低いのかも、とか。

後退してるわけじゃない。亀の歩みでも、妊娠に近づいているはず。

クリニックの帰り、春の新色のアイシャドウやらチークやらを衝動買いし、カフェでアホみたいに大きなケーキを食べて思い切り濃いコーヒーを飲んで一息。女はこうやって発散してまた立ち上がることができるのね、としみじみ。帰ったらオットに優しくせねば。

本日の会計
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