不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

子どもがいようが

【体外1周期目D26】未計測

 

京都に来ている。前々職の時の友人夫婦が大阪に住んでいて、東京にいる共通の友人2人とその夫婦とで、食い倒れ&吉本新喜劇鑑賞ツアー。昨日もしこたま食べて飲んだ。早起きして三十三間堂にでも行こうと思っていたのに、すっかり寝坊してしまった。

 

行きの新幹線で、佐藤優『読書の技法』を読んだ。(ちなみにオットも同じ本をKindleで購入済みだったことが判明。ダブった…) 

読書の技法

読書の技法

すごくざっくり要約すると、高校卒業レベルの学力がきちんとついていないと、何を読んでも身にならないし、多読速読も不可能ってこと。世界史日本史政経、国語数学英語。各科目の高校教科書ってかなりよくできていて、これを徹底的に身につけることが、本を読むための基礎力になるという。さらに、たとえば何らかの領域の基本書を読むなら3冊か5冊、必ず奇数冊をまとめて読めとか、佐藤優流熟読のやり方、速読のやり方もテクニカルなポイントが詳しく紹介されている。

 

影響されやすいわたしは、本に書いてあった通りに、昨夜さっそく宿泊先で読書ノートをつけてみた。

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今日のエントリーはもはや不妊治療に何の関係もないけれどもw あえて関連づけるとすると。

 

結婚して以来、自分のビジネスパーソンとしての力を高めようという意識が薄れていたなと気づいた。どこかで、子どもができたらどうせ育休をとるし、時短で働くとなったら第一線で突き詰めた仕事するのはしばらく無理だし、と勝手に思っていた。

 

ここへきて子どもができないとしたら、ってことを真剣に考え始めて、そうなるとこれからも能力やパフォーマンスを高める努力は怠ってはならんな、と思ったのと同時に、それはめでたく子どもができたとしたって同じことだよな、と思い直した。

 

わたしはもともとスペシャリストタイプではないので、結構な度合いで専門性が求められる今の仕事を、これからも続けていくとしたら、そうは言ってもこの領域をある程度深めていくということをしないとならん。特に、この先加齢と共に知力がどんどん衰えていくことも考えると、今のような半ば反射神経に頼った議論の仕方や企画の立て方を続けていても、先はないなと。

 

めでたく子どもができたとしても、わたしはたぶん子どもが全てと思えるタイプじゃない。自分のためにいろいろ追い求めたりもがいたりということを続けるんだと思う。ものすごく当たり前のことだけど、働くことをやめない限りは、自分の力を高めることをサボらないようにせねば。