不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

判定。撃沈

【体外5周期目・移植周期D35】未計測


ET。というらしい。初期胚のことなのか、なんだか初期胚移植後の日数をみなさんこれでカウントしてるそうで。相変わらずついていけてないわたし。


で。ET12日目の本日判定日。結果、ダメだった。HCG0.1ミリも出てないって。着床すらしなかった。ガーン…


というか、実は一昨日1本だけ残ってた検査薬でフライング検査して、陰性だったので覚悟はできていたのだけど。陰性を確認してから筋トレに出かけたので。


今日も、血液検査の結果待ちの間内診があって、移植時12ミリあった内膜が9ミリくらいになってたから、ああやっぱり…と思ったし。


なので院長先生の話はわりと淡々と受け止められた。


次の移植は早ければギリ年内。もしくは年明け早々。京野アートクリニック高輪は、年内移植は28日までだそう。


残っている3つの卵の状態はいずれも今回ほど良くはないので、場合によっては採卵をするという手もある、と。いずれにしても、生理が来たら相談しましょうとのことだった。


まあなんつーか。


ご縁がなかった。しょうがない。


一昨日のフライング後、「だめだったー」とオットに伝えたら、「残念だった。次に進んで淡々とやってこう」とのお言葉だった。相変わらずのスーパードライ。だけどこういう人で良かった。


例によってこれから仕事なのだが、ヤケ食いをしに有楽町のバルバラルミュウへ。ソファ席に陣取ってパンの食べ放題を堪能している。


それなりにショックを受けているので、沈んだときに必ず思い出す中原中也の詩を思い出した。


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『寒い夜の自画像』

きらびやかでもないけれど

この一本の手綱をはなさず

この陰暗の地域を過ぎる!


その志明らかなれば

冬の夜を我は嘆かず

人々の焦燥のみの愁しみや

憧れに引き廻される女等の鼻唄を

我が瑣細なる罰と感じ

そが、わが皮膚を刺すに任す。


よろめくままに静もりを保ち、

聊かは儀文めいた心地をもつて

われは我が怠惰を諫める

寒月の下を往きながら。


陽氣で、坦々として、而も己を賣らないことをと、

わが魂の願ふことであつた!

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20代前半の頃から、何か辛いことがあるとふと思い出して自分に注入する漢方薬みたいな詩。


この詩を頭の中で何度も唱えて、うずくまって泣くようなしんどい時期が過去に何度もあったけど、そのたびにわたしはちゃんと乗り越えてくることができた。


そのことを思い出して、少し元気になった。今回のことも、思い出して懐かしくなる日が絶対くるはず。


本日の会計

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