不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

採卵完了

【体外8周期目・採卵周期D13】未計測

先ほど採卵無事完了。

前回は終わったのが13時とえらく時間がかかったけど、今回は順番も早い方だったのか、11時前にクリニックを出ることができた。

結果、採卵数5。右3、左2、大2、中3だったかな。ほかに小さい卵胞を4つくらい刺したとのこと。

前回アンタゴニスト法で13個採卵、うち成熟卵が10個だった。成熟卵の割合はだいたい採卵数の8割、とコーディネーターさんが言ってたので、5個採卵だと4個か3個使えればいいといったところか。先日の内診では小さい卵胞がたくさん見えていたのでもう少し採れるのかと思っていたけど、低刺激法なわけだから、欲張っちゃいかんよね。

オットの精液は自宅で採って持参したのだが、濃度140万、運動率20%ちょっと。前回の9月は濃度40万だったので、大きく改善(つっても全然少ないが)。やはり、寒い時期の方が成績が良いのではないかという気がしてくる。それに運動率はいつも良くなくて、過労とかも関係するのか。

採卵は前回ほぼ無痛だったのに比べ、少し痛みを感じるところもあったけど、一番痛かったのが最後に膣にガーゼ突っ込まれた時だから、いずれにしても大した痛みじゃない。理事長先生サスガ。そういえば、左の卵巣から吸い出してるときに、「左、チョコレート嚢腫かな?」と先生がつぶやいた。まじかー!!((((;゚Д゚)))))))と焦って「びょ、病気ですか!?」と聞いたら、看護師さんはカルテ見ながら「チョコとは書いてませんよ」と。先生は卵胞刺しながら何やら確認して、「あ、大丈夫です、病気じゃないです」と。なんだーびっくらした。

1時間ほど横になってから、コーディネーターさんとお話。採卵数と精液所見を聞き、今後の流れを確認。明日電話で授精確認、とのことでそれまでは安心できない。

何しろ前回は、10個顕微授精して受精卵4だから、受精率40%だったわけで。通常顕微授精の受精率は8割超というから、あまり良い状態じゃないのは確か。今回多少オットの成績がマシとはいえ、普通に計算したら、成熟卵8割として使える卵4個、受精率40%だとすると、受精卵になるのは1個かうまくいって2個。下手したら全滅の可能性も。

あまり期待せずに明日の昼の電話を待とう。

さて、今日採卵を終えて、京野アートクリニックで治療開始してからの治療費がついに150万超えとなった。改めて見るとすごい数字だ。我が家から出て行ったお金が、たとえ子どもという形に化けなくても、高度生殖医療の発展に1ミリくらいは役立つだろうか。そう思わないとやってられないくらい、この出費は意味づけが難しい。クリニックの優秀な看護師さんやスタッフさんを見てると、この人たちのお給料になるならまあいっかー、と思ったり。そういうのも含めて、カネをドブに捨ててるとは思いたくないものだ。

閑話休題。先週日曜の夜からこっち1週間ほど、ずっと食道から胃にかけてのあたりに強い圧迫感を感じていた。食道がぎゅっと押されているかんじで、ご飯を食べたりすると飲み込む時に強い違和感がある。すわ食道がんか、流行りの逆流性食道炎か、と怖ろしくなって消化器内科を受診したら、肩や背中の凝りと硬直からくるものでしょう、とまさかの「肩こり」オチ。確かに胃酸が出ている感じのシクシクした痛さじゃないから、外側の問題ってことか。

加えて、薬や注射によるホルモンの影響もあるのかもしれない。今、ランチを食べていてふと、嚥下時の違和感がだいぶ軽減されているのに気づいた。採卵のための刺激をしてると、お腹は張るし胸も張るし、そういうのも関係してるんだろうと。

会社で変な風邪や感染症が流行っているのに、相変わらず風邪ひとつひかないのが数少ない自慢のわたしなのだが、あまり自分の体力を過信すると痛い目をみると前回の採卵で学んだので、この土日は家に引きこもってゆっくりしようと思う。

我が家では少し前から、オットの中で佐村河内氏ブーム(笑)が到来しており、そのブームが飛び火して夫婦にクラシックブームが訪れている。帰ってオーケストラのDVDでも見ながらぼーっとする、という有意義な週末にするとしよう。

本日の会計
¥262,500
クリニック累計
¥1,573,050