不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

近況

【体外10周期目・お休み周期D14】36.63

なんと既にD14。体温からしても、排卵しててもおかしくないくらいだけども、オットは出張中なんでどうすることもできないオマル。35歳。

この度、予想外にも昇格した。

半年前に昇格したばかりだったので、まさか連続で昇格するとは思いもしなかったのもあって、嬉しい誤算な今回の昇格(昇給も)。湯水のように出てゆく治療費の足しになるのはありがたい、とは思いつつ、一方で、やっぱりどう考えても、今のわたしの運命は全てがキャリアの発展にだけつながるものなのだなあと痛感している。

当たり前といえば当たり前な話、ここ半年、仕事に打ち込み続けていて、それが妊娠には程遠いことであって、わたしの人生において今という時間は、やはり、キャリアを拓くために存在しているのだなとしか思えない。つまり、今妊娠しようとしてできるとは思えない。仕事に集中せよというお告げなんじゃないかと思えてならない。

確かに、今仕事は乗っている時だと思う。ヒトが仕事のパフォーマンスを最大化できるのは30代だとも聞く。仕事を人生の中心に据えたときに、今こそまさに勝負の時なのだろうと思う。

週末に10年来の友人Yさんと飲んでいて、こんなマンガを紹介された。

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松田奈緒子の『重版出来』。マンガの編集部を描いた仕事マンガ。Yさんも某週刊誌の編集。仕事をして仕事をして、何かと天秤にかけても結局仕事を選んで、わたしは後でそれを後悔するんだろうか…と何度も自問している。答えは出ない。

オットはわたしの昇給をことのほか喜んでいる。わたしも自分の本気の仕事が認められたことに強く動機づいている。

このことと、子どもを持つこととの、どちらかを選ぶなんて無理な話。望んだ通りになるわけでもない。だとしたら、今の目の前の仕事を、必死にやることが正解なんだろうか。たとえ一生子どもを持てないとしても。