不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

オットとの話し合い

【体外7周期目・移植周期D1】未計測
生理来た。つか、移植のためのホルモン補充がどう影響してるのか定かでないけど、前回生理も今回生理も、近年稀に見るチビチビした出血具合で、こんなどす黒い経血で生理始まるのは、初潮からしばらくの間以来じゃないか、という…

別に困ることはないんだけど、どばっと来てどばっと終わって欲しいもの。

さて、早速だが2回連続の着床未遂事件を受けて、昨日祝日にオットと10分ほど話し合いを行った。

そもそも3連休に関係無く3日間仕事してたオットだが、連休最終日の昨日は夕食を家で摂るために遅くない時間に帰宅していた。

夕食後の会話で、今後のお互いの仕事について話す。特にオット氏の方も最近は、中長期のキャリアをどう考えるかがMYテーマらしく、いったい今後の仕事人生をどうサバイブしていくか、ということについてひとしり語っていた。ついでのように、貯蓄やローンや投資についても話題に。

そこで、目下の懸案事項、治療についてである。以下、やりとり。

「治療だけど、いつまで、もしくはいくら費やすまで、続ける?」
「しばらくはやろう」
「どのくらい?」
「当面。残された時間は少ないから、休まずやろう」
「残された時間というのはわたくしの年齢のことでしょうか」
「そう。38になるくらいまではやろう」
「…オットは、ほんとにそんなに子ども欲しいの? ほんとに?」
「というより、後で後悔するのが嫌だ」
「自分自身が後悔するってこと? わたし(オマル)が後悔しそうってこと?」
「両方」
「なるほど」
「やれるうちにやっておいた方がいい。2,3ヶ月休むとか、それはアリだけど、やめない方がいい」
「お金かかっても?」
「そう。ワシがこう(男性不妊)なのは、もうしょうがない。それ以外のことでは恵まれた生活なのだから、そこは頑張るしかない」
「わかった。ただ、今の時点で38になるまで、というとまたえらく先なので(約3年)、いったん今年の年末にまた総括を行い、来年どうするかを検討しよう」

ということに。

オットもわたしも、やはり子どもが好きで好きで、どうしても子どもが欲しくてたまらない、というよりは、やはり「あとでやっぱりあの時ああしていれば」と悔やみたくない、という点では感覚的に非常に似ているなと思った。

おそらくオットも、そしてわたしも、これまで自分が望んだことについてはできる限り努力をし、結果、概ね望んだ通りに人生を歩んできた。だから、思い通りにならないことに対して、十分な努力をせずに諦めるということが怖いのだ。いま諦めたことで、あとで自分を(またはお互いを)責めてしまうかもしれない、という恐怖。

それに、オットの口ぶりはそんな深刻なものではなく、相変わらず鷹揚かつブレがなかった。

確かに他のことについては2人で十分幸せな生活ができていて、ただ少し治療に時間とお金を費やすくらいのことは、まあ仕方ない、やれるならやれるだけやったほうがいい、ということに、わたしも改めて納得がいった。

治療を続けるに当たって、わたしの方の身体面・仕事面の負担がオットに比べ過重である、という点については、オットの気遣いが足りないと思うものの、女性の方の負担が大きいこと自体はどうしようもないことではあるし、オットの仕事の忙しさを考えるとあまりゴネても悪いなということでいったん口をつぐんだ。

というわけで、少なくとも本年いっぱいは引き続き、治療に邁進することが決定。先はおそらくまだまだ長い。感情的にならず、淡々と、好奇心をもって取り組んでいこう。