不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

オットの再検査とクルーガーテスト

【8周期目D26】36.72

昨夜茶オリを確認。早い。2-3日茶オリが続いてから本格的に出血が始まるパターンが多いから、今回もそれだとすると、27日周期くらいになる。周期やや長めのわたしには珍しい。


さて、昨日の日曜はオットの診察日だった。朝イチでオットひとりでクリニックへ。前回の血液検査の結果を聞き、再度の精液検査。


結果、感染症なんかの予備検査系はいずれも問題なし。精液検査は、前回は測定不能でdish所見とか書いてあったのだが、今回はなんとか通常の検査結果欄に印字が!よっしゃ。


原液所見( )内は基準値

精液量 2.5ml(1.5ml)

精子濃度 70万/ml(1500万/ml)

運動率 28.6%(40%以上)

前進運動率 14.3%(32%以上)

奇形精子 28.6%(96%未満)

白血球濃度 0(100万/ml未満)

赤血球濃度 0(-)


測定不能は免れたとはいえ、相変わらず厳しい数字。ただ、今回は禁欲期間1日だったのだけど、禁欲期間が短いほうが結果が良いんじゃないかと思ってしまう。素人考えだけど、毎日この暑さだし、数日貯めてるとやっぱり死亡する精子が増えるんじゃなかろうか。


さらに今日の精液で精密な検査を行うので、また結果を聞きにくるよう言われたとのこと。見れば今日持ち帰ってきた結果の紙の備考欄に、クルーガーテスト施行とある。


はて、クルーガーテストとは。初診のときにクリニックでもらった 「高度生殖医療(ART) 当院での治療について〜検査・治療説明書〜」というA4版の分厚い冊子によると。


クルーガーテスト

正常形態精子が50%未満だった場合、ディフクイック染色を行い、さらに詳しく精子の形態を調べます


正直これだけではよくわからず、ぐぐってみた。つまり、特殊な試薬で精子を染色し、その形状から6タイプに分類して、正常な形状の精子が何%いるか調べるという検査らしい。これによって、精子の受精能力が推定できるということだった。受精能力! それは重要なところだ。


我がオットくらいのレベルの重度乏精子症の場合、そもそも生きている精子自体が圧倒的に少ないうえ、運動率、直進運動率、とどんどん数が減っていって、生き残るのは数匹ということもあり得る。そのうえ、せっかくピチピチ動いていても、結局のところ受精能力が低かったら残念なことになるわけだ。逆に、受精能力さえガッチリ備えた子が1匹でもいてくれれば、それでだいぶ受精確率は高くなる、はず。


で、そのクルーガーの結果は、次回のわたしの診察時にオットの予約をとって、揃ってきくことにした。ちなみに、例の風疹抗体問題のおかげで、次回の通院はおそらく8月半ば。それまでは本気でヒマだ。


ところで、昨日オットがクリニックに出かけている時、わたしの方は昔の友達3人とランチをしてきた。かれこれ15年前、わたしがハタチのときに、長期で行った船旅で、同室だった女性たち。歳は1つ上と、6つ上と、10こ上。全員で集まるのは5,6年ぶりだったけど、みんな変わらず元気そうだった。


1つ上の子は、去年2人目が産まれて2児のママ。ほかの2人は、結婚はしているけど子どもはいない。そのあたりのことを、詳しくは聞いていないけど、ボランティアをしたり、農業をかじってみたり、NPOでミュージカルをやってみたりと、いろんなことに挑戦して楽しくやっているみたい。


彼女たちと久々に会って思ったのは、人生の選択にはほんとにいろいろあるもんだということ。特に、子どものいない2人が、望んでできないのか、子どもを持たないことを決めていたのかは知らないけど、いずれにしても、仕方なくそうなったということではなくて、全部が彼女たちのその時々の選択の結果なんだなと感じた。


当たり前のことだけど、治療の結果がどうなっても、自分がどう生きていくかを、自分で選択するということを、忘れないようにしないと。


本日の会計

¥8,400

8周期目総計

¥53,460