不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

子宮鏡検査

【体外2周期目D9】36.84


ピル(プラノバール)服用のため、既に高温期。今日まででピルは終わりで、いよいよ採卵に向けた投薬が始まる。


で、子宮鏡検査。実は明日28日に検査の予定だったのだが、先週クリニックからの電話で今日の午後に変更になった。幸い今日は午前中に会議が1本入っているだけだったので、半休にしてクリニックへ。


本当は日曜に出社した分の代休を明日取ろうと思ってたんだけど、今日半休するとさすがに仕事が滞るので、明日は出社することにした。覚悟はしてたけど、やっぱり治療を本格的に始めるとなると、綱渡り的なスケジュールになる。


受付後すぐ、リカバリールームに案内されてそこで待機。保健室みたいなカーテンで仕切られたスペースで、ガウンを羽織り、下半身は下着まで全て抜いでスタンバイ。


しばらくすると看護師さんが来て、オペ室に通してくれた。オペ室!ってことはオペなのか、と軽く衝撃。パンツと持参した生理用ナプキンを持って入る。看護師さんの指示でベッドに横たわったら、すぐに先生が現れた。わたしは初めてお会いする女性の先生。にこやか。


1分くらいでおわりますーと言いながら、手早く消毒して、膣から挿入する細い管を見せてくれた。子宮の中を水で洗浄しながらカメラを入れて、4枚写真を撮って終了とのこと。


胃カメラみたいなもんだと聞いていたし、別に痛くもないんだろうとのんびりモニターを見ていると、カメラがぐぐっと産道から子宮に入って行くのが見えた。


先生は、ここが赤ちゃんの通り道ー、あら生理の血がまだ残ってますね、全体にちょっと赤いでしょ。はい子宮に入りました、ここが出口、穴が見えるのが、右の卵管…と説明してくれてるんだけど。


カメラが子宮に入ったあたりから猛烈に下腹部が張り始めて重だるい痛みが。い、痛い…と思わずうめく。わたし、痛みには強いほうだと思うのだけど。お腹にものすごい圧迫感。痛いというよりは重い!苦しい!という感じ。


痛いですか?ちょっと力抜いてくださいねーと言われ、必死で呼吸を整え力を抜く。妊娠もしてないのにラマーズ法かってくらいの深い呼吸を意識的にして、かろうじて持ちこたえた。でももう無理無理無理…と頭の中で叫んでしまった。


着床するエリア、左右の卵管、引きで子宮全体、と4つの写真を撮って、無事終了。し、死んだ…


ポリープなどはなくキレイです!と先生。そうですか、ありがとうございました、とお礼を言いながら、ぐたーっと脱力していると、看護師さんがパンツをはかせてくれた。なんと…わたしの粗末なパンツにナプキンを装着してくれて…申し訳ないけど、たぶん自分でやる気力もなかったから、ありがたくされるがままに。


起き上がると、いててて、と重い生理痛の痛み。リカバリールームで横になり、背中を丸めて耐える。予想よりもしんどかったのと、ここ数日の疲れもありそのままウトウトしてしまった。


30分ほどでようやく回復、診察に呼ばれる。院長先生の診察。さっき撮影した写真をくれた。


「見てもよくわからないと思いますが、ポリープとかがあると、普通の人が見ても明らかに何かある、とわかります。なんだかよくわからないということは、キレイだってこと。異常ありません」


と、テキパキ説明してくださった。予定通り、次の通院は9月1日。ちなみに、前回先生がおっしゃってた「卵子を活性化する必要があるか、云々」ってのは、結局オットの精子の質があまりに悪いと、受精をさせるときに精子が卵子に働きかける力が弱いので、卵子の方を活性化しないと受精自体が難しいことがあるらしく、その必要があるかどうかということだったらしい。


クルーガーテストの結果がわりと良好なので(オットが相変わらず結果を聞きに来てないのだが、同意書があれば奥様に結果をお教えできます、だって。次回オットと一緒に来るので必要はなさそうだけど)、卵子を活性化させる必要はないんじゃないか、とのことだった。よかった(のかな?たぶん)。


というわけで、本日は抗生剤をもらって終了となった。


帰りに自分へのご褒美として、マルコリーニカフェで至福のひととき。

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この程度で自分にご褒美あげてる場合じゃないくらい、この先難関山積みなんだろうが。とりあえず、最初の小さな丘を乗り越えたってことで。


本日の会計

¥9,370


クリニック累計

¥78,390