不妊治療diary

36歳・結婚4年目のオマルが綴る、男性不妊と、働きながらの子づくりにまつわるよしなしごと

自己注射開始

【体外3周期目・採卵周期D4】36.95


プラノバールのせいか、服用が終わっても体温下がらないんですけど。残暑とあいまってここ数日暑くてタマラン。


今、神戸行の新幹線の車中。明日明後日と神戸で仕事で、これから前泊なのだ。自己注射が始まったんで、荷物の中には注射器とアンプルが詰まってる。少しドキドキ(薬剤は要冷蔵と聞いているが、大丈夫なのか…)。


さて、本日D4といってもほとんど出血はなく、昨日一昨日も出血は数滴といった感じ。正直今周期は、Dayが何日目なのかもよくわからないので、便宜的に、プラノバール服用終了から3日目をD1としてカウントしてみた。


で、D3の昨日、オットとクリニックへ。


採血、内診、診察と流れて、オットのクルーガーテストの結果を一緒に聞き、自己注射のやり方をレクチャーしてもらうという半日だった。


内診では内膜が9ミリ程度、左右に小さい卵胞が4,5個と、前回のD3診察時と似たような結果。


ホルモン値は、診察室で先生を待つ間に電子カルテを盗み見てメモったところによると、以下の通り。


LH 3.4

FSH 7.4

E2 5.6

P 0.2


おお? 前回8をちょびっとオーバーしていたFSHがやや下がってる。先生は(今日は理事長先生)、「ホルモン値問題ありませんね〜」と軽く流してたので、メモっておいて良かった。まあ、数字に一喜一憂するのもアレだけど。


今回のリセットについて、「ほとんど出血がないんですけど!」と訴えたら、「薬で生理を起こしてますから、出血が少なくても何も問題はありません。ホルモン値はすべて、生理中の数値になってますから大丈夫」とのこと。そうなのかー。


オットのクルーガーテストの結果は、大変良好(?)だった。いただいてきた紙には、TYPE1という正常群が61%とある。これが、15%以上ならOKらしいので、先生も「良かったですね」と笑顔。つまり、受精能力に問題はなさそう。


ところがアホなオットはこれを聞いて何やら勘違いしたらしく、クリニックを出てから「いやーよかったなあ」と妙に晴れ晴れした顔。


「あのさ、数が少ないことに変わりないからね。クルーガーテストは、受精能力とか奇形を詳しく調べる検査だからね」と念押ししたら、ええ?そうだっけ?と。案の定、何やら勘違いしてたらしい。


「でも、どっちにしろ使う精子は10匹もいればいいんだよね。それなら全然余裕だよね〜」と、あくまでもポジティブなオットであった。


話を戻して、先生の診察にて。予定通り、採卵は11日を目指しましょうということになり、今日から注射開始!との指示が出た。


ゴナピュール150単位、HMGフェリング75単位。


「注射は、3種類から選べます。人間の尿からとった成分で作ったもの、遺伝子組み替えのもの、それから遺伝子組み替えで、ペンタイプのもの。最初のを1とすると、値段が1.5倍、2倍くらい」


と説明され、ペンタイプが一番簡単らしいのでそれにしようかと思ったんだけど、詳しく聞いたらなんと総額で10万近く金額が変わるようなので、恐れおののいて一番安いのに落ち着いた。10万て…ハンパないな。


というわけで、オットを待たせてわたしは看護師さんによる注射講習を受けることに。ガラスアンプルをパキンと折って、生理食塩水で薬剤を溶かして、針でチューと吸い上げて、もう一つの薬剤と混ぜて、空気を抜いて、ってこれが思った以上に手順が多くて大変。覚えられん…


お腹にブスッと刺すのは苦にならないので、思い切りよく刺して注入したら看護師さんがほめてくれたけど、果たしてコレ一人で再現できるんだろうかと不安になる。


この日の分の注射は終えたので、残り4日分の薬剤をもらって終了。あ、ちなみに注射とは別に、抗生剤が処方された。これは採卵目標日1週間前の9月4日から、オットと2人で揃って1錠ずつ服用するようにとの指示。


顕微受精にあたってのもろもろの同意書ももらってきた。戸籍謄本と合わせて、近々持参しなければならない。


さて、実はクリニックにいる間にオットと話してたら、11日の採卵予定日はオットが福岡出張で前日夜に前泊予定であることが判明。


わたしら夫婦がこのクリニックのセミナーに出てないのが悪いのだけど、実はわたしの方も、採卵当日にかならずしもオットがいなくてもいいんだろうとタカをくくって、自分の都合だけで採卵スケジュールを決めていたのがまずかった。


同意書の説明をしてくれた看護師さんの話だと、採卵当日はできるだけオットも同行で院内採精、どうしても無理なら自宅採精し、2時間以内に持参という決まりらしい。最悪、前もって精子を凍結しておくこともできるが、いろいろ準備も必要だし、できればフレッシュが望ましいとのこと。


オットに聞くと、福岡での前泊をやめて当日朝便で行くことも可能だが、朝7時の便になるので家を出るのは5時半くらい。どうしても2時間以内持参のカベが超えられない(トラベルミステリみたいだな)。


いっそわたしが羽田までついて行って、空港のトイレで採精して品川までブツを運ぶってのはどうだ…とかいろいろ考えてしまったけど、看護師さんは、採卵日が1日2日ズレることはよくあるので、次回先生に相談してみてください、となだめてくれた。


本当に大変なもんだな、体外受精ってのは。


次回診察は6日金曜日。ビクビクしながらの初めての自己注射は、今朝無事に1回目を終えた。あと3回!


何だかあっという間に渦に飲み込まれていくような感覚だけど、仕事も忙しくてあまりいろいろ考える時間もなく、初採卵、こんなんでいいのだろうか。


昨日の会計

オット ¥960

オマル ¥34,090

計 ¥35,050


クリニック累計

¥113,440